ブラックスーツ(black suit)とは、日本独自のフォーマルな準礼服で、黒色の背広の上下一揃いをいいます。朝から夜まで、慶事、祝事から弔事まで、着方によって冠婚葬祭に幅広く使える便利な礼服です。モーニングコート(昼間用礼服)やディレクターズスーツ(昼間用略礼服)よりも格下とされ、日本では、1960年代に、冠婚葬祭用の礼服として作られ普及しました。
婚礼にはブラックスーツに白のネクタイが定番とされていますが、これは日本だけで通用する準礼装(セミフォーマル)で、海外では礼服として着用することはありませんので、ご注意下さい。
■慶事でのブラックスーツの着方
ジャケット 黒無地でシングルとダブルがある。ピークトラベルで1つボタンが基本。
ズボン ジャケットと共生地で黒。裾はシングル。ジャケットにダブルを選んだ時も裾はシングル。
●ベスト 色はシルバーグレーが最適だが、共生地の黒やパステルカラーでも良い。
  
●シャツ ウィングカラー(立襟)、レギュラーカラーの2種類。色は白が基本だがパステルカラーでも良い。袖口はダブルかシングルでカフリンクス(カフスボタン)で留める。
レギュラーカラー ウイングカラー
●ネクタイ シルバーグレー、淡色、白黒の縞柄の結下げ。お洒落にアスコットタイ、蝶タイ、クロスタイなどをコーディネイト。
シルバーグレー ヂレクターズタイ
●カフリンクス 真珠、または白蝶貝などの白い石素材。台はゴールドまたはシルバー。
●ポケットチーフ 白かシルバーグレー。色や柄があるものを選ぶと、しゃれた雰囲気になる。
●靴 黒のキッドやカーフ素材を用いたレースアップ(紐結び)。ストレートチップまたはドレッシーなプレーントゥ。
    ストレートティップ           プレーントゥ
●靴下 黒無地が基本。